【今井書店】『LINEを活用した業務合理化とコスト削減の実現』

今井書店は創業からまもなく150年を迎える鳥取県と島根県で書店を運営する山陰地方で最大規模の書店。長年地元の方々を中心に多くの人々に利用され、愛されてきた書店だったものの、この150年の間に、社会環境や生活スタイルは想像を超えるスピードで大きく変化しました。そして、その変化に伴いこれまでの書店の在り方や顧客のニーズも変化。大幅に遅れたIT化やDXをどのように取り入れ、書店に革命を起こすか…。そんな状況の中で今回インタビューを受けてくださった舟木さんに白羽の矢が立ったのでした。今回は今井書店のDX化を考えた際にネッコスに発注を決めた背景などを詳しくお伺いします。

1991年 住友銀行(現:三井住友銀行)に入行。事業会社の経営企画や収益責任を伴う事業責任者・経営幹部として不振事業の再建を担う。1997年にカルチュア・コンビニエンス・クラブに入社、経営企画部門においてM&Aや組織・事業再編(国際事業含む)に携わり、IT戦略の立案・実行にも従事。2006年、当時本格的に経営の多角化に乗り出した楽天に参画。楽天オークションの代表取締役としてオークション事業の事業責任を担うとともに、楽天ブックス、ポイントパートナー事業、チケット事業、および楽天球団の取締役を歴任。2021年より現職。

ネッコスを知った理由

舟木さん:元々ネッコス代表の井口さんと自身が直接知り合いだったわけではなく、自分の秘書が井口さんと知り合いだったんですよ。それで秘書からご紹介いただいて知り合いました。もう2年前くらい?もっとなるかな?

舟木さん:はい、基本的に発注とか依頼するのに時間をかけたくないので、信頼している人の紹介で色々決めているところはありますね。今回も秘書の紹介だったから発注に関しても特に迷いとか不安ってなくて。

今井書店が抱えていた2つの課題

舟木さん:まず今井書店ではITを使った合理化に全く手がつけられていなかった。かつ、人員がITを使うことに慣れていなかった。この2つが大きな問題。

これまでお客様への連絡は個別に電話対応をしていたし、店頭注文で入った入荷も個別に電話連絡。店舗業務が大量にあって、そのうちこういう対応にはLINEがいいんじゃないかと思った。IT慣れしていない人にとって、LINEであればみんな慣れているし普段使っているから。

舟木さん:そう!実際アプリもあるんだけど、アプリよりLINEでの店舗在庫検索の評判がいい(笑)

ネッコスの第一印象と発注の決め手

舟木さん:まず井口さんの異色の経歴に驚いた!2年前くらいに出会ったかな、正直覚えていない。え、こんな人がITやってるの!?という感じだった。

そんなに違和感はなかった。

舟木さん:他に相見積もりは取っていなかったな。当時井口さんにも渡していた資料に新システムの構想の全貌が書いてあってどこをどこにお願いするかすでに決まってた。最初にも言ったけど、紹介ベースで人脈作っているから、ある程度信頼も置けるし。

社内にITリテラシーの高い人がいなかったからLINEベースが良いんじゃないかというのが大きくて、DXの入口として人間が慣れている意味でも良いよね。そんな中でLINEの開発会社ってことで決めた。

他の案件でも元部下とかある程度コネクションを利用した依頼しかしないしスピード重視だったので。

舟木さん:他在庫検索も含め評判は良いね!

LINEアプリ導入の成果、効果

舟木さん:内部のコスト削減ってことで実際の具体的な数字はいえないんだけど、LINEで定期購読で店頭業務は削減され、業務が合理化した。客注者への連絡ができるようになった。

今回の在庫検索は集客に繋がるね。都心と違って車移動が必須だから、行って在庫がなかったら嫌でしょ。あるかないか確認してあったら来るというのはお客様にとって便利。だからLINEで気軽に在庫検索できるのは本当に良かった。

ネッコスの良さ

舟木さん:最後にネッコスの良さ。

①クライアントとシステム開発間の通訳ができるプロデューサー的役割ができる人材がいる②LINEプラットフォームという特性を活かしたスピードの速さ

③井口さんを中心とした各人のホスピタリティの高さ

特に中小企業でITリテラシーの高くないクライアントにとっては、①が助かります。

舟木さん、インタビューにお答えいただきありがとうございました。